写真家中西敏貴先生レポート
中西敏貴

プロフィール及び実績

1971年大阪生まれ
独学で写真を学びながら1990年頃より北海道へ通い続け、2012年に撮影拠点である美瑛町に移住。
光を強く意識した風景作品を主軸に、自然の中に日本の伝統的な造形美を見出す表現にも取り組んでいる。

日本風景写真家協会会員
日本風景写真協会指導会員
NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク会員
Mind Shift GEAR アンバサダー
Haglöfsフレンズ
Abox Photo Academy講師

■写真展
2010   ギャラリーNADAR/OSAKAにて個展「光の彩」
2012   キヤノンギャラリー銀座・梅田にて個展「光の彩」
2013    東川町文化ギャラリーにて個展「HIKARINOIRO+」
2016    リコーイメージングスクエア新宿にて個展「ORDINARY」
2016    大阪Calm Spaceにて個展「unforgettable」
2016    EOS 5Dシリーズ特別企画写真展:The Photographers3-心を揺さぶる光景を求めて
2017    恵比寿弘重ギャラリーにて個展「Design」
2018    新さっぽろギャラリーにて個展「Design&unforgettable」

■出版
2012 青菁社より写真集「光の彩」出版
2014 桜花出版より写真集「Power of Light」出版
2015   菁社より写真集「美瑛・光の旅」出版
2016 風景写真出版より「ORDINARY」出版
2017 CANONドリームラボ写真集&図録「Design」発表

KANI

時代がデジタルカメラを主役に押し上げて久しい。

 

その画質や機能はさらに進化を続けていて、今やデジタルカメラは我々写真家の表現にとってなくてはならない存在になった。

 

近い将来、この変化は写真にとって非常に重要な転機だったと語られるに違いないと思う。

 

しかし、全てのことが私にとって歓迎とは言い切れない。

 

画像処理が可能になったことで、光の原則に立ち向かうような風景作品が世に溢れるようになった。

 

 これはあくまで私の考えだが、自然を被写体とするならば、

太陽光の向きを常に意識して撮影し、

そしてそのことを念頭に画像処理をした方がより自然の臨場感を感じられると思っている。

 

そのため、私の写真表現では、

光の届いている明部と、その反対の要素である暗部のバランスを意識することで、

自分が描きたい自然の光を強調している。

KANI作例

RAW現像は現代写真において必須ではあるが、魔法でもある。

 

いかようにでも出来るがゆえに、着地点を見失ないがちなのだ。

人の目というものは慣れを伴う。

 

慣れてしまうことで過剰な仕上がりになりがちということを、

我々表現者は常に意識すべきだろう。

 

写真は光を使って描く芸術という原則に思いを寄せると、

光が届いていないはずの場所が不自然な明度や彩度で表現されている作品には、

やはり違和感を感じざるを得ない。

 

もちろん、画像処理を否定するものではない。

 

写真は表現であり、どのようにするかは作者の自由だ。

あくまで私はそこを着地点としては見ていない、ということだ。

 

KANI 作例

そう言った意味で、

私は脳内イメージをできるだけ撮影時に再現しておくことを心がけている。

 

特に機材がミラーレス化したことによってその思いは顕著になった。

 

フィルム時代から行われてきた伝統的な手法であるフィルターワークは、

その思いを実現してくれる一つの手段だ。

 

写真ならではの長秒露光による時間の表現などは、

NDフィルターを使うことでしか作り上げることはできないし、

輝度差のコントロールにはグラデーションフィルターを使えば、

現像作業が格段に楽になる。

 

フィルターワークは、

フィルム時代では高度な職人技だった。

 

ところが、機材のデジタル化はそのハードルを一気に下げてくれたと言えるだろう。

 

カメラが進化したこの時代だからこそ、

フィルターワークによる光のコントロールを気軽に楽しめるようになったというわけだ。

KANI 作例
KANI 作例

私がよく使うフィルターは、

KANI Premium LR MC SOFT 0.9とKANI ND400、ND1000だ。

 

朝夕の輝度差の激しいシーンではPremium LR MC SOFT 0.9を使用する。

空のトーンと地上のディテールを同時に記録するためにはこのフィルターは欠かせない。

 

また、長秒露光によって時間軸の表現をする場合は、周囲の明るさによってNDを使い分けている。

サンプル

KANIフィルターが選ばれる理由とは?

NDフィルターやグラデーションフィルターを使用する最大の目的は光量の調整だ。まだ明るい時間帯にNDフィルターを用いることで肉眼で見えている現実とは異なるイメージを描けるし、空と地上の輝度差が大きくなる朝夕はグラデーションフィルターを使うことで、空の白飛びを抑えることができる。ここで重要なことは、フィルターを使わない時と大きく変わらない色表現ができるか、ということだ。光量はコントロールできるが、余計な色被りが起こってしまっては意味がない。それならば撮影後にレタッチによって仕上げた方がより自然な作品をつくることができるだろう。私がかつて使用していたフィルターはアンバー系に転ぶことが多かったが、KANIフィルターの場合、この色被りがほとんど感じられず、非常に助かっている。実は最近、機材がミラーレス化したことによって、撮影時に完成形へと追い込む撮影スタイルに変化して来ている。これまでは輝度差のコントロールは現像処理によって表現してきたが、最近ではKANIフィルターを使って現場でイメージを作り上げるようになった。それも全ては色被りの少ない高品質なフィルターがあったから、といえるだろう。
また、KANIフィルターはガラスの強度が高いので、傷の心配も少なく取り扱いが楽だ。フィールドでは腫れ物に触れるような機材の取り扱いは難しい。時にはホルダーを使用せず、手持ちでフィルターを使用しなければならない場面もでてくる。これまで私はかなりハードにKANIフィルター使って来たが、フィルターに傷らしい傷は見受けられないというところも高く評価している。さらには、屋外で使用していると突然の雨に降られることがあるが、KANIフィルターは玉のように水を弾いてくれるので、拭き取りも非常に楽だ。道具というものは、こういった様々な要素が積み重なり、使いやすいという概念が生まれてくる。フィルターはあくまで表現のための道具に過ぎないが、道具というものは使用者にストレスを与えてほしくない。その点で、KANIが生み出すフィルター群には抜群の信頼を置けると言っても過言ではないだろう。

 

撮影者:中西敏貴 撮影場所:北海道 撮影機材:カメラ:Canon EOS R EOS 5D Mark IV レンズ:Canon RF24-105mm F4L IS USM EF24-105mm F4L IS II USM EF16-35mm F4L IS USM EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 三脚(雲台+三脚): 雲台:マーキンス 三脚:ベルボン・leofoto
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